きもの Happy Story
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Story8
母と私のきもの
- いち瑠福岡天神校
- F.Y様
私の母は日本舞踊をしており、子どもの頃からきものはよく目にしていましたが、10代の学生の頃はきものにまったく興味がなく、ただなんとなく母がきものを着ているぐらいにしか考えておりませんでした。
高校を卒業して進学した先が美容学校でした。そこで着付師の資格を取るために、授業の一環で初めて自分できものを着ることになりました。あまり楽しいとは感じていませんでした。日々の授業でわからないことや必要な道具のことなどは母に聞きました。必要なもの以上に様々な道具を出してくれたりしました。きものは母との共通の話題となり、時には自宅で着付けの練習をしたりと、ただきものを着るだけでなく、そのような時間が楽しいと感じるようになっていきました。
今では私がきものの仕事に携わっているので、母と私でお互いのきものの貸し借りをしたり、きものを着ておでかけをした話をしたり、着姿の写真を送りあったりしています。また、綺麗に着るためのコツなど情報交換もしています。
ひとりでできる事もありますが、同じ目線で会話ができる共通した気持ちになれる人がいるからこそ、よりきものが楽しいものと思えるのだと実感しています。
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Story7
きものでつながる
- いち瑠千葉校
- K.S様
社会人になり、忙しい日々を過ごしているうちに、きものを楽しむ機会が減っていました。そのような折、友人のお祖母様が亡くなったと知らせを受けました。友人は亡くなったお祖母様が大事にしていたきものを私に着てほしいと言いました。友人は背が高く、お直しをしても寸法が合わずに着られなかったのです。
友人は「せっかくよい状態で遺していってくれたから、きものを大切に着てくれる人に譲ったほうがおばあちゃんも喜ぶはず」と、家族と相談して決めてくれたそうです。後日届いたきものは、どれお手入れがしっかりされていて大事にされていたことがよく伝わりました。いただいたきものは、すべてに袖を通し、今ではすっかり私のお気に入りです。
その友人と会う時には、必ずいただいたきものを着ていきます。きものを着ることがなければ、出会うことのなかった縁です。
何十年も前にきものを作った人、大事にしていた人、家族の思い、様々な出会いを感じ、感謝しながら私の次の世代にもつなげられるよう、きものの輪を広げていきたいです。 -
Story6
還
- いち瑠銀座校
- M.Y様
つい先日、祖母が亡くなり、祖母が大事にしてきたアルバムを家族と見ていました。その中に私の七五三のお祝いをしたときの写真もありました。一緒に写っている祖母はきちんときものを着ていました。私には、祖母がきものを着ていた記憶があまりなかったので、その写真で初めて祖母のきもの姿を見ました。
大好きだった祖母がきものを着ていたということが、とても嬉しくて仕方ありませんでした。しかし、生前に私のきもの姿を見せてあげられなかったことが残念でなりません。祖母の形見として、喪服を譲り受けました。今はまだ着こなすことができませんが、これをきっかけに、もう一度しっかりときものを着られるようになりたいと思っています。
きものを通して「人の想い」をつないでいけることが私はとても誇らしいです。
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Story5
母の着物をリメイクした帯で実現した 素敵な出会いに感謝
- いち瑠 千葉校
- 加藤 公子 様
私がいち瑠に入ったのは、主人の一周忌に自分で喪服を着られるようになりたい、と思ったのがきっかけでした。
最初は不安でしたが、滝本先生に「自分で着られるようにお手伝いするから、一緒に頑張りましょう!」と勧められて通うことに決めました。着付けだけでなく、お直しの相談にも乗っていただき、ずっと50年近くタンスにしまったままだった母の着物や羽織を帯にリメイクしてもらったりして、再び活かすことができました。
先日は、娘の銀婚式に羽織をリメイクした帯を締めて参加し、娘家族にもとても喜ばれました。
きっと母も一緒に喜んでくれていると思います。着物を通じて新たな出会いも増え、また滝本先生がコーディネートを一緒に考えてくれたので、おでかけも安心して行けるようになりました。素敵な着物を残してくれた母に、そして滝本先生に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも着物を着て、たくさんおでかけを楽しみたいと思っています。
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Story4
きものを着てもっと美しく!
- いち瑠スタッフ
- 小柳 エミ
私は小さい時に、美しい着物姿の女の人を初めて見て、とても憧れました。美しい着物と華やかな帯が今でも目に焼きついている程です。いつも思い出し「大人になったら着たいな」って思っていました。
そして、大人になって着せてもらってるばかりではつまらないので“自分で着たい・・・”と思い習い始めましたが、今では教える立場になりました。今は、生徒さんがどんどん上手に着られるようになり、各々の着物を着こなしていく様子が嬉しくてたまりません。
日本の民族衣裳の素敵な着物を着たり、着せたり、着方を教えたりすることが、私の喜びです。もっと、もっと沢山の人に着物を着て欲しいです。だって!とてもうつくしく素敵になりますもの。