きもの Happy Story

きもの Happy Story

きもの好きが教えてくれた、きものにまつわるちょっと素敵なエピソード

  • Story13

    日本の伝統文化「きもの」に魅せられて

    • 福岡天神校
    • M.K

    戦後の日本は欧米文化に追いつけ追い越せと高度成長期を進んで来たように思います。
    そのような時代に育った私は、振袖の代わりにグランドピアノを買ってもらい、
    ドレスに身を包み、ピアノを奏でた娘時代を過ごしました。

    そんな私がきものと出会ったのは、それから四半世紀も経った五十代半ばです。娘が成人式に振袖を着たいと
    言ったことが始まりです。最初は振袖を買うだけのつもりでしたが、「きもののレッスンに通ってみませんかと
    いうお店の人の誘いに、「ちょっときものを着てみようかしら」という気持ちで、教室に通い始めました。
    はじめは初級の10回だけ行けば大丈夫と軽く考えていましたが、回を重ねるごとに、きものや日本の伝統文化に
    魅せられ、気がつけば3年の月日が経っています。おはしょりの始末や衿元を美しく着るコツなどきものの着方
    や日本食や冠婚葬祭のマナーなど伝統文化について詳しく学んでいます。

    長い日本の歴史の中で、繊細かつ大胆に創りあげられてきた日本の伝統文化「きもの」。若い頃にそのよさを見
    抜けなかった私は、遅まきながら今、この文化を決して絶えさせてはならないと強く感じています。
    幸い、われわれの時代よりも、きものを愛好する若い方々が多い今、日本の伝統文化をつないでいくことができるのではないかと思っています。

  • Story12

    着付けをはじめたきっかけ

    • 福岡天神校
    • Y.M様

    きものの思い出は、成人式で振袖を着た程度しかありませんでした。
    その思い出も写真を見返すのもとても嫌なほど最悪でした。もう二度ときものは着ないと決めていたのですが、
    きものをプレゼントしてもらったのと、近年の日本文化のブームがあり、子育ても一段落した矢先でしたので着
    付けを習うことにしました。するときものの奥深さを知り、自分らしく着られるようになると、本当に楽しく
    て、すっかりはまってしまいました。今年の9月で、もう2年になります。

    今では教室で友達もでき、着付けの検定を一緒に受けられるほど仲良くなり、きもののおかげで、世界が広がり
    ました。これからも楽しくきものに関わっていけたらいいなと思います。

  • Story11

    祖母からのきもの

    • M.S様

    私がきものを着たいと思いはじめたのは、祖母がきっかけでした。祖母は毎日きものをきており、私とどこかに
    遊びに行くときも必ずきものでした。そのため、いつかはきものを着てみたいという思いはありました。
    ある日、祖母の部屋を一緒に掃除したときに、押入れの中からたくさんのきものが出てきたのですが、
    しみや虫にくわれてしまっていて、祖母が「もうだめだね 捨てなくちゃだね」と落ち込みながら言ったので、
    私はなんとかして、それらのきものを直して着てみたいと強く思うようになりました。
    まずは、きものの知識や着方を学ぼうと、いち瑠に入りました。

    今ではやっと着られるようになって、祖母のきものを少しずつ直して着ています。
    祖母とでかけるときは、二人できものでおでかけをしています。

    これからも祖母のきものを大切にし、ゆくゆくは自分の子どもにも着付けを教えられたらいいなと思っています。

  • Story10

    祖母ときもの

    • いち瑠福岡天神校
    • Y.Y様

    私の年代(50代)では小さい頃祖母は毎日きものを着て過ごしていたように思います。祖母の部屋に行くとくけ台を横に裁縫をしていた姿が思い出されます。そして、お正月には私達孫にもウールのきものを縫って着せてくれたり、自分の古くなったきもので半てんや丹前を縫ってくれました。そんな祖母のお陰で、きものを身近に感じて育ってきたように思います。

    成人式には馴染みの呉服屋に祖母と母と3人で行き、お嫁に行くときは嫁ぎ先で恥をかかないようにと喪服・色無地・訪問着など一通りをそろえてくれました。祖母は北海道から九州に嫁いだ私を、風習が違うから、しきたりが違うからといつも心配してくれました。そんな祖母のことを思い出すと今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

    子どもが産まれてからはきものを着るのが面倒になり遠ざかっていましたが、子ども達も大きくなり、またきものを着たいと思うようになりました。着付けを習って自分で着られるようになると「きもの=特別な日」ではなく、普段のちょっとしたおでかけにもきものを着て行くようになり、きものに触れる機会が増えました。

  • Story9

    着付けをならってよかったこと

    • いち瑠福岡天神校
    • M.I様

    着付けを習いはじめたとき、祖母2人からきものをいくつかもらってきました。
    母や叔母も「着てくれる人ができてよかった」と言ってくれました。
    桐タンスを整理しながら「このきものはよく着ておでかけしていた」とか「この附け下げは参観日に着ていた」なんて話をしていました。きものは着ていた本人だけではなく、家族や周りの人の思い出にもなるものなんだと思いました。

    また、結婚式にもきもので出席すると「きもので来ていただいてありがとう」などと言われます。そんな時は着付けを習っていてよかったと思います。
    着付けを習い始めて5年がたちました。街で「素敵ですね」などと声をかけてもらったりするのも嬉しいですが、最近、母が私のきもの姿を見て「なんか板についてきたね。きものを着慣れてる人やね」と言ってくれました。
    身内の声っていいなと思いました。